物価上昇による家計への影響と対応策について

物価上昇による家計への影響と対応策について

こんにちはOです。最近買い物に出かける度に出費額の上昇を感じます。昨今物価が上昇されていると各所で話題になっていますが、実際にどの位上昇しているのでしょうか?

総務省統計局が先月末に「2020年基準 消費者 物価指数」という資料を公開しており、その内容を確認すると下記のように前年度同月と比較した分類表を見ることができます。

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食料   調理食品 9.5%(0.34) ・・・・・ からあげ 8.4%(0.03)

菓子類 11.7%(0.28) ・・・・・ アイスクリーム 12.7%(0.04)

住居   設備修繕・維持 6.7%(0.22) ・・・・・ 火災・地震保険料 12.2%(0.09)

教養娯楽 教養娯楽サービス 4.6%(0.25) ・・・・・ 宿泊料 18.1%(0.19)

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※実際はもっと細かい分類で調査結果が記載されているので、もしよければご覧ください。

(URL:https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/pdf/zenkoku.pdf)

 

私に限らず、日本で働いている多くの方々は平均給与が微増しても保険料などの上昇により手取りが減少していると思います。実質収入は減少しているのに支出が増えている現状、借金を避けるためには今までとは異なる立ち回りをしなければなりません。

収入を増やしたい場合はどうしましょうか?給与に歩合部分が無ければ副業をしなければ直ちに増やすことができない。但し副業を禁止されている場合は簡単に収入を増やすことは難しそうです。

 

対して支出を減らす場合は何を対象にすれば良いのでしょうか?引越をしたり保険を見直す等、固定費を見直すのは直ぐにはできないですし、何より面倒です。手っ取り早いのは消耗品を節約することになるかと思います。

では何を節約するのが効率が良いのでしょうか?そこで先程挙げた「2020年基準 消費者 物価指数」を活用することができます。

先程の資料を読み解くと光熱費(ガス-13.9%)や燃料費(ガソリン+7.5%)よりも乳卵類(鶏卵+35.2%)や外食費(ハンバーガー+13.4%)等の食品類の方が値上がりが激しいことが分かります。

食料品の出費を抑えるにはどうすれば良いか?貧困時代によく食べていた具無しお好み焼き(キャベツも無いお好み焼き粉を水に溶かして焼いただけのもの)等の節約料理は独り身なら兎も角、子供もいる食卓に出すと虐待の疑いで児童相談所のお世話になりそうです。

ドッグフード等の人としての尊厳を無視した完全栄養食に手を出したくもなりますが、なんと前年同月と比較すると「ペットフード+31.0%」と大幅値上げしていて効果が薄そうです。

コスパが大変よろしかったパスタや小麦粉等の粉類も、卵も鶏胸肉も牛乳ももやしも全て値上がっており気軽にスーパーでお買い物ができません。

 

ではどうしようかと考えて出した結論は「出費が問題なら出費をしなければ良い」となりました。

元々大昔は通貨が無かった時代があります。つまりお金を使わず食料を得ていた時代があります。かつ大昔ですから生産技術も乏しかったためスキルが無い。お金もなく一次産業技術もない私と条件は一致しております。

昔の方々はどのように食料を得ていたのでしょうか?通貨がない時代、今から3000年以上前の縄文時代の人々は獣や魚、貝や木の実を採って生活をしていました。

千葉県は猪等の野生の獣はいますが、罠の自作が難しい上、完成品はお金がかかるので駄目です。魚も糸を購入で費用が発生します。九十九里浜の海岸に行けば砂浜にハマグリ等落ちていますが、許可なく採ると捕まります。現実的には木の実などの道端に落ちているものが候補に挙がるかと思います。

 

10月初旬の今でしたら栗、10月下旬位から銀杏やドングリが公園や道端に落ちています。

個人的には銀杏よりもドングリの方が好きなのでドングリの方を紹介します。日本のドングリは20種類以上あり、大体食べられます。種類に関しては日本自然保護協会が分かりやすい資料を公開してくれているのでご覧ください。

(URL:https://what-we-do.nacsj.or.jp/wp-content/uploads/2013/08/No535_kyoukarahajimeru_shizenkansatsu_donguri.pdf)

 

おススメなのはスダジイかツブラジイです。味は栗とナッツの中間の味がします。私自身は栗や銀杏よりスダジイ達の方が味は上だと思っております。

ドングリの採り方ですが、栗や銀杏に比べて地面に落ちてから短期間で虫に食いつくされます。10月下旬から11月上旬の風が強い日に公園で落ちてくる瞬間を待ち構えましょう。

落ちたドングリが頭や体に当たると大変痛いです。必ず帽子を着用し、上着も厚めで採りに行ってください。

ドングリが落ちたら直ぐに回収しましょう。スダジイやツブラジイは落ちたばかりだと画像のように真っ黒です。

 

家に持って帰ったらボウルに水を張りドングリを浮かべます。浮いてきたドングリは中に穴を空けられて中に虫がいるか卵を産み付けられているので残念ですがそのまま捨てましょう。

あとは殻が付いたまま茹でたり電子レンジで加熱し皮を剥けば食べられます。獲れたてなら加熱処理をせずそのまま食べてもおいしいです。お好みで塩を振ってください。

 

先人の知恵は大変参考になります。これで一食分の食費を浮かせることができました。ドングリに飽きてきたら銀杏とかも拾って交互に食べていきましょう。

今を生きる私たちは先を見過ぎて過去の教訓を無視し失敗することが多いと感じます。世の中の流れが大きく変化し続けて立ち回りに困るこの時代、何事においても先人達の経験や過去の積み上げてきた情報を分析してから行動をしなければならないなと最近木の実を食べながら感じました。